GG693 ギターソロのための16世紀のリュート作品集掲載曲
NO.64 「シチリアーナ」
レスピーギが『リュートのための古風な舞曲とアリア／第 3 組曲』の第 3 曲〈シチリアーナ〉として弦楽合奏用に編曲したことで、〈シチリアーナ〉といえばこの曲を思い浮かべるほど、全 99 曲のうちで最も有名な作品となった。
レスピーギは〈シチリアーナ〉の題名を与えているが、キレゾッティは原曲の題名は判読不能としている。またこの曲は 3/4 拍子であるが、シチリアーナは 6/8 拍子の舞曲であり、この曲はガスパール・サンスらが取り上げた 3 拍子の〈エスパニョレッタ〉とすべきだとする説も根強い。このため楽譜には参考として［ ］付きでシチリアーナとエスパニョレッタを併記した。
レスピーギの〈シチリアーナ〉は他の曲とは組み合わされず、この曲だけを 3 回繰り返す。1 回目は弦楽合奏でメロディーが奏でられ、2 回目はピッチカートの伴奏や装飾的なパッセージを交えて劇的に盛り上がり、3 回目は高音パートと低音パートがカノン風に展開していく。レスピーギ版を元にギター用に再編曲した〈シチリアーナ〉も広く愛奏されている。
オスカー・キレゾッティ編
山田 岳 校訂・運指
NO.64 「シチリアーナ」
レスピーギが『リュートのための古風な舞曲とアリア／第 3 組曲』の第 3 曲〈シチリアーナ〉として弦楽合奏用に編曲したことで、〈シチリアーナ〉といえばこの曲を思い浮かべるほど、全 99 曲のうちで最も有名な作品となった。
レスピーギは〈シチリアーナ〉の題名を与えているが、キレゾッティは原曲の題名は判読不能としている。またこの曲は 3/4 拍子であるが、シチリアーナは 6/8 拍子の舞曲であり、この曲はガスパール・サンスらが取り上げた 3 拍子の〈エスパニョレッタ〉とすべきだとする説も根強い。このため楽譜には参考として［ ］付きでシチリアーナとエスパニョレッタを併記した。
レスピーギの〈シチリアーナ〉は他の曲とは組み合わされず、この曲だけを 3 回繰り返す。1 回目は弦楽合奏でメロディーが奏でられ、2 回目はピッチカートの伴奏や装飾的なパッセージを交えて劇的に盛り上がり、3 回目は高音パートと低音パートがカノン風に展開していく。レスピーギ版を元にギター用に再編曲した〈シチリアーナ〉も広く愛奏されている。
オスカー・キレゾッティ編
山田 岳 校訂・運指