ギターソロのための14のメロディー

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シューベルトやラヴェル、ブラームスといった、誰もが知るクラシックの名曲を、作曲家の壺井一歩氏が編曲、ギタリストの金庸太氏が校訂・運指を加えて、ギターソロ用にアレンジを施しました。

壺井一歩氏による楽曲解説と、金庸太氏による奏法解説を掲載。さらに、解説に添付のURLから、金庸太氏による模範演奏と奏法解説動画を視聴が可能です。

演奏会が盛り上がること間違いなしの名曲がそろっておりますので、レパートリーに加えてみてはいかがでしょうか?

掲載曲

ファニー・メンデルスゾーン:メロディーOp.4-2

アルペジオが印象的な荒涼とした雰囲気の短調の曲です。元はピアノ曲ですが、ギター用に作曲されたかと思うほどギターに合っています。

シューベルト:楽興の時 第3番

跳ねるようなリズムにヨーロッパ風なメロディが印象的な曲です。映画や電車の発車メロディとしても有名です。こちらも元はピアノ曲です。

モーツァルト:恋とはどんなものかしら

繊細でかわいらしい雰囲気の優雅な曲です。弦楽器の繊細な音色とよく合います。

マリ:金婚式

時を刻むかのようなリズムを土台に、情景豊かなメロディが展開していく、物語のような曲です。

フォーレ:シシリエンヌ

BGM等でもよく使われ、誰もが一度は聴いたことがある有名なメロディーの曲です。チェロなどの弦楽器で演奏されることが多いですが、ギターでも合います。

ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ

せわしなく陽気な雰囲気の曲です。運動会のBGMで使われることも多く、こちらも一度はどこかしらで聴いたことがあるメロディーかと思います。

シューマン:献呈

シューマンが結婚の際に妻クララに送ったとされる歌曲集「ミルテの花」の1曲目です。原曲にはかなりロマンチックな歌詞が付いていますが、ギターソロで弾いても変わらずロマンチックな曲です。

ラヴェル:美しき三羽の極楽鳥

題名の通り、カラフルでややサイケデリックな雰囲気の曲です。ハーモニクス音が幻想的な雰囲気を一層強めます。

シベリウス:樅の木

爽やかで透き通った、現代的な雰囲気の曲です。ナイロン弦の温かみのある音色との相性が良いです。

オッフェンバック:ホフマンの舟歌

オッフェンバックの遺作「ホフマン物語」のヴェネツィアが舞台のシーンで歌われる曲で、穏やかな流れに乗っているような、優雅でロマンチックな雰囲気があります。

ブラームス:ワルツOp.39-15

音楽の鬼、ヨハネス・ブラームスが作曲した有名なワルツです。少し東欧風の響きもある、美しく印象的なメロディです。

マルチェロ:アダージョ〜オーボエ協奏曲より〜

音楽家だけでなく数学者や哲学者としても活躍したイタリアのマルチプレイヤー、アレッサンドロ・マルチェッロの作品で、バッハが編曲を施したり、映画音楽で使われたりなど、時代を超えて愛される名曲です。

フレチャ:リウ、リウ、チウ

ルネサンス期のスペインの作曲家、マテオ・フレチャが作曲した合唱曲です。繰り返される印象的なテーマが脳裏に焼き付きます。

スザート:ロンド第2番「私の友達」

ルネサンス期の演奏家・作曲家であり、オランダ初の音楽出版社の創業者であり、楽器商でもあった、ティルマン・スザートが作曲した舞曲です。やや暗めの曲調で、深い友情を感じさせる曲です。